08. 4月 2013 · 歌舞伎という呼び名の由来 はコメントを受け付けていません。 · Categories: 未分類 · Tags:

日本古来の舞台演劇「歌舞伎」は、重要無形文化財の指定がされており、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている世界から認められる日本屈指の伝統芸能です。この「歌舞伎」という呼び名の由来は、「傾く(かぶく)」という動詞からきています。「傾く」は「かたむく」という字を書く通り、「斜に構える」という意味合いに近い「普通じゃない」という意味を持ちます。これが転じて「並外れた」「常軌を逸する」という意味ももった言葉となります。歌舞伎が成立する安土桃山時代の流行の最先端は、奇抜な服装や髪形をし、世間の流れに逆らって我が道を行くようなスタイルだったようです。そんな奇抜な服装や髪形をした若者たちを見た世間の人々は「かぶいているねぇ」とつぶやいていたといいます。いつしか流行を行く彼らの呼び名自体も「傾くもの」から「かぶきもの」へと転じ、定着していきます。世間体を気にせず自己流のスタイルで威風堂々と闊歩する「かぶきもの」は、当時の人々から見れば異端児であるとともに、最高に恰好をつけた粋な存在でもあったのです。このかぶきものたちの派手な服装はのちの舞台衣装に引き継がれていきます。歌舞伎はこのかぶきものたちを演目として演じたことから始まります。

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