1994年、歌舞伎の粋や感動を若者たちに知ってもらいたいという思いから生まれた歌舞伎の新しいスタイルが、若者の街、渋谷で初めて上演されました。

この上演は世の中の話題を大きくさらいます。

歌舞伎界の大スターが若者たちに向けて初の試みを行ったこと、そして従来の歌舞伎とは大きく異なった斬新な演出、どちらも話題性十分でした。

本物の泥や水を使った演出や、J-ポップのミュージシャンを起用したことなどには、賛否両論が巻き起こりました。

しかし、話題を呼んだこの公演は、若者たちに受け入れられ、若者たちに歌舞伎へ興味をもってもらいたいという思いは実を結んだといえるでしょう。

この斬新な歌舞伎公演は東京都渋谷のBunkamura内の劇場であるシアターコクーンで上映されたことから、渋谷コクーン歌舞伎と呼ばれることになります。

当初まったくの新しい試みであった渋谷コクーン歌舞伎は、その後も続けられ、1、2年に1度、約ひと月の公演が恒例となり、多くの人が魅了されています。

コクーン歌舞伎は斬新な演出や個性派俳優陣が揃う舞台が見られるといったところはもちろん、平場席が設けられたり、飲食が可能であったりと、あらゆる面で新しい試みに挑戦しています。

今後もさらなる進化が期待できることでしょう。

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