一括りに歌舞伎といっても、実にさまざまな演目があります。

現在上映されている作品数はおよそ400本、それぞれにジャンルや題材、成り立ちが異なり、内容はバラエティーに富んでいるため、自分の興味のある分野から入っていくことができます。

そういった意味で、歌舞伎はとても間口が広いということができるでしょう。

それでは、どのような演目があるのか見ていきましょう。

まず、「時代物」とくくられるジャンル。江戸時代以前を舞台とした、武士や貴族を主人公にした伝承を元にした演目で、実に歌舞伎らしい大げさな表現が特徴です。

次に「世話物」と呼ばれる江戸時代の庶民の風俗を描いた演目。

落ち着いた写実的な風情が特徴です。「所作」や「松羽目」などの「舞踊」のジャンルも歌舞伎の代表作が多くあります。

明治から戦前にかけてつくられた「義太夫狂言」などは、人形浄瑠璃の演目を取り入れた作品。

台詞が多く、舞踏的なしぐさで心情を訴える人形浄瑠璃に影響を受けた演出が見もの。

忠義を尽くした自己犠牲を描く悲劇が多いのが特徴です。

これほど多くの演目があり、演出もそれぞれに大きく異なるので、歌舞伎を見に行ったことがないという人でもどこか気になる演目があるのではないでしょうか。

興味のあるジャンルから始めてみてはいかがでしょうか。

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